「古い人形を家に飾りっぱなしにしている」、「押入れや倉庫に人形が入れっぱなしになっている」という方は少なくないと思います。
不要なものを処分すれば家はスッキリ片付きますが、人形はなんだか捨てにくいものですよね。処分に迷っている人形があるのなら、売却を検討してみてはいかがでしょうか。もしかすると、お手持ちの人形が思わぬ高値で売れるかもしれません。
ここでは、人形の買取相場について具体的にご紹介いたします。
人形の種類ごとに、買取相場をチェックしてみよう!
人形は自宅保管しているうちに劣化することが多いため、「どうせ古いし売ってもたいした値段はつかない」と考えている方もいるかもしれません。しかし、人形はその種類によっては10万円以上という高値で売れることもあります。
しかし、具体的にはどのような種類の人形が高く売れるのでしょうか?
1. ブランドのぬいぐるみの買取相場
エルメスやルイ・ヴィトン、グッチなどのハイブランドがぬいぐるみを販売するケースは少なくありません。ブランドのぬいぐるみは、状態が良ければ4~5万円といった査定額がつくこともあります。多少経年劣化が認められる場合でも、1万円以上で買い取ってもらうことは十分可能です。シュタイフやハーマン、メリーソートといった海外メーカーのぬいぐるみにも一定の需要があります。また、収集家が多いテディベであればマイナーブランドやノーブランドであっても意外な値段で売れるかもしれません。
2.キャラクターのぬいぐるみの買取相場
アニメやゲームのキャラクターのぬいぐるみや、テーマパークで販売されるようなぬいぐるみも、まずは買取査定に出してみましょう。こういったぬいぐるみは、販売元の情報がタグなどにきちんと記載されていれば数百円~数千円の査定額となります。限定販売のものや貴重なものは買取相場も高く、数千円で売れることもあります。ただし、汚れているものや劣化しているものは値段がつかないことがほとんどです。
3.日本人形の買取相場
日本人形の買取価格は、作家や作風、保存状態によって大きく異なります。人間国宝に認定されるような有名な人形作家の手によるものであれば、20万円以上の高値がつくことも。昭和期や平成に入ってから作られた日本人形であっても、高名な作家が作ったものであれば骨董品に分類され、5~10万円以上の査定額が期待できます。ただし、箱がないものや刻銘がないものは、大きく査定額が下がることがほとんどです。
4.五月人形・雛人形の買取相場
五月人形や雛人形の中にも、日本人形と同じように工芸品としての価値が高いものがあります。有名作家の手による人形だけでなく、久月や吉徳といったメーカーの人形も、数千円から1万円以上の査定額がつきやすいですよ。五月人形や雛人形のほかに、出世兜や甲冑のオブジェなどもぜひセットにして買取査定に出してみましょう。
5.その他の人形の買取相場
ここまでご紹介した人形以外にも、高価買取してもらえる人形はたくさんあります。たとえばこけしや仏像などの中には骨董としての価値が高いものがあり、10万円以上の値段がつくこともあります。また、ビスクドール(フランス人形)や球体関節人形なども高額査定が出やすいですよ。こういった人形には多くのファンや収集家がいるため、買取相場も自然と高くなるのです。
人形の買取相場はピンキリですが、ご紹介した条件に当てはまっていれば10万円以上の高値で売れることもあります。古く劣化した人形であっても売却は無理とあきらめず、一度買取査定に出してみることをおすすめします。
人形の価値をしっかりと見極めてくれる買取業者を選び、査定を依頼してみてくださいね。