人形やぬいぐるみには、魂が宿るという話を聞いたことはありませんか?大切にしてきた人形やぬいぐるみも、いつかお別れしなければならない日はやってきます。そんな時、「どうやって処分すればいいの?」「供養はするべき?」と悩みがち。今回は、人形を気持ちよく処分する方法を解説します。
人形がなんとなく処分しずらいのはなぜ?
人形をなんとなく、「捨てずらい…」と感じる人は多いのではないでしょうか。古来より、占いや呪術に使われてきた歴史があり、人形には魂が宿るともいわれています。
今まで大切にしてきた人形やぬいぐるみを、処分してしまうことに罪悪感を覚えるのも、理由のひとつかもしれません。
簡単には捨てられないと感じても、それは間違いではありません。ゆっくりと向き合い、自分がベストだと思ったタイミングで捨てればOKです。
人形を処分する5つの方法
人形を処分する方法は5つあります。手放す=捨てるではなく、必要とする誰かに譲ったり、供養したりするのも方法のひとつです。
お寺や神社に持ち込んで供養してもらう
処分したい人形をお寺に持ち込み、お焚き上げをする「人形供養」という方法です。人形供養には、ぬいぐるみも同様に出すことができます。場所によっては郵送で供養を行っているところもあります。
買取業者やリサイクルショップに持ち込む
人形を買取業者やリサイクルショップに持ち込む方法です。特に有名メーカーの商品やブランドもの、限定品などは高値がつく可能性があり、その価値に驚くかもしれませんね。
ネットオークションやフリマサイトに出品する
スマホやパソコンから、処分したい人形やぬいぐるみを簡単に出品できます。リサイクルショップや買取業者と違い、自分で納得した値段で売れるのがメリット。売れるまでは人形を自宅に置いておく必要がありますが、本当に欲しい人の手に渡りやすい方法です。
寄付する
人形やぬいぐるみを、施設や支援団体に寄付する方法です。寄付された人形やぬいぐるみは、施設や海外の子供たちのもとへ送られ、新たな人生をスタートさせます。いらないと処分してしまう人形でも、世界には必要としてくれる人たちがたくさんいるのです。
友人や親戚に譲る
親戚や友人に欲しがっている人がいれば、思い切って譲るのもひとつの方法です。ただし雛人形や五月人形を譲るのはNG。「厄を引き継ぐ」とも言われているため、処分することをおすすめします。
人形を可燃ゴミとして処分する際のポイント
供養をしたり、譲るのは難しい…そう感じたら、可燃ゴミとして処分するのもOKです。ただし自治体の分別方法に従って出すようにしましょうね。また、大きなものは粗大ゴミとなる可能性もあるため注意しましょう。ここでは、人形を可燃ゴミとして処分する際のポイントを解説します。
気持ちを込めて汚れを拭き取る
大切に時を過ごしてきた人形。最後は汚れをしっかりと落としてあげましょう。感謝の気持ちを込めてやってみてくださいね。
白い紙に包んであげる
人形をそのままゴミ袋に入れてしまうと、周りに不快な思いをさせるかもしれません。処分する時は、白い布や和紙に丁寧に包んでゴミに出します。人形も喜んでくれるでしょう。
塩を振る
人形に塩を振りかけます。塩にはお清めの効果があるといわれているためです。できるだけ天然のあら塩を使うのがよいでしょう。手軽にできるお別れの儀式です。
人形は感謝の気持ちを込めて処分しよう
大切な人形やぬいぐるみを処分することは、縁起が悪いわけではありません。「今までありがとう」と感謝の気持ちを込め、自分にあった方法で手放すのがよいでしょう。